ななかまど
ナナカマド Mountain
ash (Sorbus バラ科ナナカマド属)
樹高10m足らずの落葉樹。幹は桜に似た赤茶色。写真にあるように羽状の葉が対生します。 |
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この2週間というもの、アンは目がさめてさえいれば、 一分一秒を楽しんで過ごした。もう家の近くの木や、藪とは全部近づきになったし、ひと筋の小径がりんごの果樹園の下を通って、細長い森につづいていることも発見した。アンはその小径のはずれまでぶらぶら歩いて行き、小川や橋、樅の茂みや野生の桜のアーチ、しだがおい茂っているかたすみや、楓やななかまど(mountain
ash)の枝がさしかわす細道などを楽しんだ。 『赤毛のアン』 第9章 レイチェル・リンド夫人あきれかえる
(Anne had
made good use of every waking moment of that fortnight. Already she
was acquainted with every tree and shrub about the place. She had
discovered that a lane opened out below the apple orchard and ran up
through a belt of woodland; and she had explored it to its furthest
end in all its delicious vagaries of brook and bridge, fir coppice
and wild cherry arch, corners thick with fern, and branching byways
of maple and mountain ash. ) |
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ナナカマドの白い花 (庭で) |
磐梯山の麓で ミヤマナナカマド |
セイヨウナナカマド (1012年8月 スイス) |
庭のトネリコ(モクセイ科)(Aah) |
ながながと引用したのは、アンがグリーンゲイブルスに引き取られてきてから二週間の間、なにに一番心を惹かれたのかを感じるためです。 葉がモクセイ科のトネリコ(Ash)に似ていることから、ナナカマドの英名はMountain ash。 |