万葉の植物 にこぐさ を詠んだ歌 2012.12.22 更新 |
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![]() ハコネシダ (ウラボシ科) 柔らかい草の総称 和草(にこぐさ)が現在のどの植物に当たるのか、くつかの説があります。 1. ハコネシダ (箱根羊歯 ) 2. アマドコロ (甘野老 ユリ科) 3. 柔らかい草 葉や茎の柔らかい草。それが踏みしだかれたり風になびいたりする姿を、恋しい人の姿に重ねています。またにこ = 笑う、にっこりすることから「にこよか」を導く序詞としても遣われます。 |
集中4首。![]() (にこ草のにこやかに --- 笑まして。) ![]() ![]() ![]() (天平勝宝6年(756年)七夕の夕に、大伴家持が天の川を仰ぎ見て詠んだ歌のひとつ。詩人は星の気持ちになり、天の川のほとりに生えるハコネシダをも思い浮かべているのです。) |