2003年5月〜6月 |
レンガの門柱の作り方について、時に問い合わせがあるので、念のため、このページを再掲します。 |
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5月 基礎工事 門柱を立てる部分の土を堀り上げ、砂利を敷き転圧する。 この上に生コンクリートを練って流し込んだ。 |
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水平と垂直を出すための「治具(じぐ)」を 自作する。 治具(型枠)の足元にあらかじめ「取り付け用合マーク」を用意し、レンガ門柱の基礎コンクリートには固定用のボルトとナットをはめ込んである。 このボルトとナット、さらに左に見える支え棒を利用して型枠を固定し垂直を出す。 内部の目盛りにそってレンガを積んでいく算段だ。 同時にレンガの横目地も決めることができる。 水平出しは水準器を使う。 この治具(型枠)は数段レンガを積んだあと、そのたび取り外して、目地の仕上げをする。 |
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6月 これが相棒の新案特許? プロの左官は、モルタルを目分量ですくい取り、レンガに付けながら縦と横の目地の厚さを決めていくが、素人には難しいわざだ。 白く見えるのは、厚さ10mmの発泡スチロール。これを目地モルタルの代用品として使うことにした。 縦方向のスペーサーになるわけだ。 参考までに、ブロック・レンガ用目地スペーサー 「楽目地・らくめじ」という目地決めの既製品があるが、1枚80円前後でコストがかかり過ぎる。 |
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レンガを積む 思い立ったら完成めざしてまっしぐらの相棒だ。 しかし目地モルタルが固まるのに丸一日かかる。 4段以上積むとレンガの重みで目地モルタルがつぶれてしまう。 しぶしぶ3段/1日というピッチで仕事を進める。 (梅雨が近付き気ばかりあせっているようだが、実のところ腰痛持ちの相棒にとって、座ってする仕事の量としてはこれが限度だろう) |
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門柱内部を埋める プロは門柱内部の空洞に生コンを詰めるが、施主兼工事人の自由さ・・・フェンスブロックを埋め込むことで省力をはかった。 8段まで積んだところで、両側に脚立を立て、フェンスブロックをスライドさせながら空洞に入れ込んだ。 これで; |
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鉄筋を入れ電気配線をする 鉄筋の代わりに「ずんぎりボルト」を通した。 将来を見越してコンクリート内部に電気配線を用意した。これで門灯を設置することもできる。 |
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笠レンガを積む いよいよ天辺の笠レンガを積むところまでたどり着いた。 目地モルタルは、少し固まるまで置き(約1時間)スポンジと水を使って掃除すると綺麗にしあがるということが、ここまできてやっと分かってきた。 |
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完成。(2003年6月) 記念樹に、プンゲンストウヒ と ヒノキ、高野槙を植えた。 右の門柱の下部にはすでに白華現象が起きている。 フェンスは三協立山アルミ社製の「木粉入り樹脂」を使用した。 一見木製だが、かびない、腐らないとメンテナンスフリー。 自然な風合いを併せ持ち、エクステリア材料はすべて木を使うという相棒の信念を覆させた。 |