夏の花
レイジンソウ 
         (キンポウゲ科)

伶人草。 雅楽の奏者(伶人)は鳳凰の頭に似せ、錦で作った鳥兜を被っていたことから、名づけられました。
トリカブトの仲間です。やはり毒を持ち、取り扱い注意。

 アブチロン 
   (アオイ科)

お店で売られている名前は
「チロリアンランプ」。
これ以上ふさわしい名前はありませんね。アルプスの少女ハイジそっくり?
クレオメ 
       (フウチョウソウ科)

風蝶草。
こぼれ種から芽を出して、風に身を任す粋な花。
種袋は細長く、15cmにもなるのです。
 

ヒメヤブラン (ユリ科)

名前に姫と付いて、ほんの10センチほどの大きさ。
ひそひそ、ひそひそ。
小さく可愛らしく、道端を彩る花。薄紫色がシックです。
 

 ヒヨドリバナ 
    (キク科)

林縁や草原で普通に見られる多年草。夏の終わりにほっそりと伸ばした茎の先に白い頭花をつけます。
ヒヨドリが山から降りてくる頃咲くことからこの名前が付いたらしい。
 はて?ヒヨドリは一年中庭にいるけれど---。

 ハマナス ( バラ科)

根は染料に、秋に赤く熟す実は食用に。
襟裳岬にハマナスが咲いていたかどうか、今となっては思い出せません。
自生の南限は茨城県・鹿島灘付近。
近所で咲くのは栽培されている個体なのですね。
 ハナトラノオ 
   (シソ科)

別名カクトラノオ。シソ科の植物の特徴である四角な茎を持ちます。
暑い盛りに涼しげな花を付けてくれる夏の救世主。
見かけによらず、根茎を伸ばしてはびこるので困った救世主でもあるのです。
セイヨウムラサキ
 ムラサキ科)帰化種

在来のムラサキソウは絶滅が危惧されています。代わりに栽培されているのがこのセイヨウムラサキ。根を紫色の染料として利用します。
古代より高貴な色とされている、紫。絹布に染めて、茜色と色味にどのような違いがあるのか確かめてみたいのです。

 ボタンヅル 
   (キンポウゲ科)

よく似た花にセンニンソウがあります。違いは葉の形状。 牡丹の葉に似た切れ込みのある3枚の出し、夏の終わりに他の植物に被さるように茎を伸ばして繁ります。

 ミソハギ 
    (ミソハギ科)

旧暦のお盆の頃咲き、墓前に供えられる様子が禊を連想させることからミソギハギ ---→ ミソハギ。別名盆花、精霊花。
生薬の千屈菜(センクツサイ)下痢止め、かぶれ止めに薬効あり。

 レンゲショウマ
    (キンポウゲ科)

花は蓮の花に、葉がサラシナショウマに似るのでレンゲショウマ(蓮華升麻)。植えつけて5年、ようやく花を見せてくれました。
庭で一番貴重な植物。
 

 タカサゴユリ
  (ユリ科)帰化植物

台湾原産の百合。繁殖力は旺盛で、春種を播くとその夏には花を咲かせる。いまや東北以南に広がりつつある外来侵入種。
風媒花、自家受粉可能。大量の種子を風散布する今や問題植物に。

ツユクサ (ツユクサ科)

早朝花を開き、午後には閉じる、友禅などの染物の下絵を描くのに使われる、受粉できない時には、さっさと自家受粉に切り替える。おお、ひそやかな花なのに、不思議がいっぱい。

カワラナデシコ 
   (ナデシコ科)

やまとなでしこ。ひらがなで書くとよけいに優しそうですね。万葉集に、・なでしこが花見るごとに娘子らが笑まひのにほひ思ほゆるかも 大伴家持 4114

ウメバチソウ
  (ユキノシタ科)

湿原に梅の花に似た清楚な花を咲かせます。スイスの山(標高2000m)でまったく同じ花を見つけた時には、感激しました。背の高さ15センチほど。

ギンリョウソウ 
  (シャクジョウソウ科・イチヤクソウ科・ツツジ科--分類による)

代表的な腐生植物。別名幽霊茸。透明感のある蝋細工のような花。横顔は負けの込んだ競馬馬そっくり。

チョウジソウ 
   (キョウチクトウ科)

花を横から見ると「丁」字形に見えるからチョウジソウ。絶滅を危惧される植物ですが、裏庭でどんどん殖えています。
爽やかな空色が、夏の空を写し取っているようです。

セイヨウノコギリソウ 
   (キク科)

日本原産のノコギリソウに比べ、花色が豊かで派手。
葉に鋸のようなギザギザがあるのが特徴。

タマアジサイ (ユキノシタ科、またはアジサイ科)

蕾がしっかりした苞(ほう)に包まれ、大きなまん丸い形になることから「玉」あじさい。スローモーションを見ているように、毎日咲き進みます。

ウド (ウコギ科)

風も無いのに動いているように見えるので独活。 また「動く」がなまってウドか?ウドの大木---大きくなっても役に立たなくはありません。種を撒き散らし、子孫繁栄を目指すしっかりもの。

モウセンゴケ 
   (モウセンゴケ科)

葉には腺毛があって、粘液を分泌し昆虫類を捕まえる。葉も根もあるので、生きていけるはずなのに、楽に流れるのは人も同じか。

オケラ (キク科)

乾燥させた葉茎を燻してカビよけにする、若芽は春山一番の美味、京都の「をけら参り」も有名ですね。厄除けなのでしょう。恋しけば 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色に出なゆめ」 万葉集  作者不詳

アゲラータム (キク科)

別名カッコウアザミ。このカッコウというのが気にかかる。根ぎわの茎を挿すと簡単に活着するので、夏の花壇にお奨め。水を欲しがります。

ヒメルリトラノオ 
 (ゴマノハグサ科)

日陰に紫色の花穂を立てる。朝は斜めの光を浴びて光り輝く。その美しさ。姫瑠璃虎尾と書けばさらに風情が増します。

ベルガモット (シソ科)

別名タイマツバナ。庭のベルガモットは薄紫色。これはあくまでも私の好み。イタリア産のベルガモットオレンジに香りが似ていることから名づけられました。 うっとりする香りです。

ドクウツギ 
   (ドクウツギ科)

名前も恐ろしいドクウツギは、荒れ地、河川敷、林道脇などに繁る落葉低木。見るからに毒々しく近づくとオーラが漂います。日本三大毒植物とは:
ドクウツギ、トリカブト、ドクゼリ。

アスチルベ 
          (ユキノシタ科)

名前はギリシャ語の「葉が輝いていない」から。葉は輝かなくとも花時の美しさはすばらしい。
半日陰に植えると、日差しの移ろいに連れて輝きを見せるのです。

アンズ (バラ科)

中国から渡ってきたので「カラモ・唐桃」。両手一杯のアンズをジャムにしても、ほんの少量しか出来ません。手作りのジャムの美味しさは格別。

カラマツの実 (マツ科)

ブナ帯ではスギの植林が難しく、那須でも湿原の周辺や山麓の火山灰の痩せ地に戦後植えられたのがこのカラマツ。
薔薇の花にも似たこの落葉松の果実が落ちてくると、工作材料に使います。

    

 

               

コバノギボシ (ユリ科)

ネットで調べると、高山植物の範疇に記載がある。不思議。裏庭で大量に繁殖し、時に邪魔者扱いされる花。繁殖力に辟易することも。

イボクサ (ツユクサ科)

イボクサは疣取り草の別名を持つ。茎から出る液をつけると疣が取れるということか。ツユクサそっくりの花を田圃の畦に咲かせる。良く見ないと見つけられない。

ミョウガ 
   (ショウガ科)

これを食べると物事を忘れるという言い伝えがある。憂きことを忘れるのは良き哉。
冥加(ける神仏の加護)があると考える方がいいか。

フロックス 
          (ハナシノブ科)

これは白花。草キョウチクトウ、または花魁草のなまえも。乾燥を嫌うが、日当たりさえ良ければ溢れるような花穂を付け夏の庭を彩ってくれる。赤、スカーレット、白などの種類がある。

ホウズキ (ナス科)

鬼の提灯の別名がある。中味を取り出して笛にし、鳴らして遊んだものでした。
英語では Chinese lantern plant と呼ばれていて、いかにも相応しいですね。

フタバムグラ 
    (アカネ科)

下向きの実がひょうきんで、見ていて飽きません。
ヤエムグラは邪魔者。このフタバムグラは歓迎すべきお客です。

キツネノカミソリ 
   (ヒガンバナ科)

ヒガンバナ科の仲間に漏れず、花に先駆けて葉が繁り、葉が枯れたあと花茎を伸ばして明るいオレンジ色の花を付ける。狐が顔を剃ったのはこの花びらで?それとも尾細長い葉で?
ナガエノコミカンソウ
  (トウダイグサ科)

メキシコの遺跡で同じ花と実を見つけた時は驚きました。それもそうです。これは帰化植物。日本のあちこちで見られます。面白い形だけど、したたか。

ノコギリクワガタ
  (クワガタムシ科)

クワガタムシ、カブトムシ。
夏のある日、樹液を流している橡の木に集まって食事中。そこへスズメ蜂がやってきて、大戦闘状態になるのでした。
  

キキョウ
   (キキョウ科)

万葉集の秋の七草の歌:
「萩の花 尾花葛花 撫子の花
女郎花 また藤袴 朝貌の花」
 山上憶良 610 この歌の中の「あさがほの花」はこのキキョウの花だと言われています。

ママコナ
     (ゴマノハグサ科)

半寄生植物。抜いてみると根はあるか無いかの長さ。
花唇にある白くて小さい突起を米粒と見立ててママコナの名が。葉はざらざらしている。

オモダカ 
  (オモダカ科)

写真は雌花。
清楚で美しい田圃に潜む美人。しかし、繁殖力が強く、絶やすのに非常なる努力を要するようです。

カラタチ  (ミカン科)

花の数も少ないが、こうやって無事実に生長できるのもすくないのです。ぽつりぽつりと緑の丸い実を葉の間に見つけると、なにやら安心するのです。

コンフリー 
  (ムラサキ科)

ヒレハリソウという面白い名前を持つ。葉に鰭があり、逆毛を生やして触ると痛い。昔は食用や、飼料にされたようですが、毒性を知られるようになってからは、野に放任されたまま。

マツヨイグサ 
              (アカバナ科)

パイオニア植物。。林が切り開かれると早速根を下ろし、夏の午後から夕方にかけて花を咲かせる。昔から月見草と言い慣らされている。那須山にはマツヨイグサが良く似合う?

 

  那須の音は
  牛のつぶやき

ゲンノショウコ 
  (フウロソウ科)

下痢止め。でも試してみたことはありません。
関東では赤い花、関西では白い花を付けるので、こちらに来て驚きました。

ゲンノショウコ 
  (フウロソウ科)

ゲンノショウコの別名は「ミコシグサ」。なぜ?それは写真を見てください。種を飛ばした後がお御輿のようでしょう。

ホウセンカ 
  (ツリフネソウ科)

理科の教材として?子供のころ身近にあった花として?どちらの印象が強いですか。
私はホウセンカ=子供のころの幸せな日、ですね。

ヒメツキミソウ 
   (アカバナ科)

姫の名前の通り、花は爪の大きさくらい。北アメリカ原産の月見草の仲間。こぼれ種で増え、花壇の隅で楽しげ。

クチナシ (アカネ科)

春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイ、夏のクチナシが香りのある花の代表。一重の花には実がつき、自然由来の着色料に利用できます。実が熟しても裂開しないことからクチナシ。

ヒツジグサ 
  (スイレン科)

未の刻(午後2時くらい)に咲くからヒツジグサと言われていまますが、実は朝明るくなると咲き始めます。
ポン!と音がするとかしないとか。

ヨルガオ 
  (ヒルガオ科)

夜咲くのにヒルガオ科とはこれいかに。源氏物語に出てくる夕顔は、ウリ科の食用植物のこと。
するすると花びらをまき戻し、香りの高い白い大きな花を咲かせます。肥料食い。
チドメグサ
(セリ科またはウコギ科)

子供の頃、ススキの葉で怪我すると、このチドメグサの葉を傷口に当てて我慢したものでした。収斂作用による止血成分があるらしいのです。
タチフウロ
   (フウロソウ科)

その名の通り、50センチから1mもの高さにまで茎を伸ばし、その上に空を向いた花を咲かせます。
ぱぁっとそこだけ明るく、楽しい花。珍しくなりました。

スズメウリ
    (ウリ科)

カラスウリに対してスズメ、スズメの卵くらいの大きさだからスズメ。各論あり。
小さくて野鳥の卵のような玉が、ぶら下ります。深みのある白です。

ハンゲショウ  
     (ドクダミ科)

ハンゲ(カラスビシャク)の花が咲くころ、葉の片側が白くなります。半夏は夏至から11日目の7月2日ごろ。農家に取っては作業の節目の日。前後に物忌みと称して農休みを取る地方もあります。
インドハマユウ 
   (ヒガンバナ科)

ハマユウに似ていますが、花びらが大きく見ごたえがあります。
 

ニワフジ  (マメ科)

藤と名前が付いているけれど、マメ科の仲間です。蔓は伸びません。
この花を探して5年、ようやく見つけました。念ずれば叶うものですね。

リョウブ (リョウブ科)

令法。若葉は食べられます。飢饉に備えて植えるよう奨励し、乾燥保存することを法令で定めたたことからこの名が付いたそうです。新芽は春浅い時期にいち早く伸びてきて、林の中で春を感じさせてくれます。

カンゾウ (ユリ科)

古代は「ワスレグサ」。憂きことを忘れられる花。それは嬉しい。
人生は苦+苦+苦+楽+苦+苦+楽---順不同にやってくる。

オオボウシバナ
  (ツユクサ科)

ツユクサの栽培変種。あまりに大きくなり、枝垂れかかるので隣の土地に移植しましたつまり放逐したわけ。花が開いたら勿体なくて、再度家に連れて帰ったのでした。

メドハギ (マメ科)

和名は「メトドハギ」の略で、占いに使われる筮竹を「めどぎ」といい、これの代用として利用したため。
立派なすだれになりそうな硬い茎を持ちます。

コオニユリ (ユリ科)

茶碗蒸し用に求めた球根を植えてみたら、夏の終わりに次々に花を咲かせて驚き!
鬼百合はむかごが付くけれど、コオニユリには付かず、全体が華奢な印象を与えます。

フサスグリ
    (スグリ科)

レッドカランツ。生食するには酸っぱすぎる。ジャムにするには面倒な手順が必要。なのでもっぱら宝石のような輝く実を鑑賞するのみ。

ツタウルシ (ウルシ科)

かぶれます。肌の弱い人は側を通っただけでも酷い目に遭いますぞ。葉の鋸歯生長するにつれ無くなる---年齢を重ねると丸くなる?

カヤツリグサ 
  (カヤツリグサ科)

仲間の植物で有用なのは「パピルス」。
このカヤツリグサの茎を上手に割き、四角形を作って遊んだことからカヤツリグサ。

ドクダミ 
  (ドクダミ科)

ジュウヤク(十薬)の別名があるほど薬効著しい植物。利尿、動脈硬化、肌荒れなど。
ただし、生は表現できないほどの悪臭を放ちます。

フシグロセンノウ 
  (ナデシコ科)

このオレンジに近い朱色の花が木下闇に浮かび上がるさまは、夏の夕暮にふさわしい。自然界で見つけるのは難しいが、実生で簡単に殖えます。

カボチャ (ウリ科)

写真は雄花。南瓜、唐茄子、南京の別名も。名前からある時期に日本に入ってきた植物なのが伺われる。
強健、無農薬栽培可能。日本に古くからある日本かぼちゃの姿を見かけないのは寂しい。
ツチアケビ (ラン科)

黄色味を帯びた不思議な花。1メートルにまで育ちあがり、四方に茎を伸ばして幾つも花を付ける。 →→→

ツチアケビ (ラン科)

真っ赤な、まるでバナナのような果実を見つけた日は、飛び上がって驚く。焼酎に漬けて利尿剤に。糖分が相当多く、野生動物に狙われやすい。
カリガネソウ 
(クマツヅラ科、又はシソ科)

名前は花の形から。でもこれで雁に似ていますか?一番の特徴は「くさい」と表現したい臭い。デザインは秀逸。帆掛け舟のようでもありますね。

ウラシマソウ
    (サトイモ科)

サトイモ科の植物。全体に毒を持つので、名前に惹かれて食べないように。仏炎苞の先がまるで釣り糸のように長く垂れ下がるので、浦島太郎の昔話になぞらえてこの名前を持つ。

マタタビ (マタタビ科)

夏に葉の半分が白く変化するので、存在がすぐ分る。キィウイ、サルナシ、マタタビは仲間。いずれも猫の食害に注意。

ヤマユリ (ユリ科)

関西でヤマユリと言えば「ササユリ」で、関東ではこのヤマユリ。大きな花が夏の庭に咲き誇り、あたりを睥睨する様子は頼もしい。種で殖えます。土地を選ぶので居場所の選択はヤマユリに任せましょう。

グミ  (グミ科)

子供の頃、この実が赤く熟すと単純に嬉しかった。取り立てて美味しいわけでもないが、季節にその色と形を見せてくれる喜びは、何物にも変え難い。
お酒に漬けると綺麗な果実酒が出来上がる。(私は下戸)

フロックス 
     (ハナシノブ科)

花魁草。
うむ。こういう名前を付けたのは誰だ。
本人は喜んでいるのか?

ナギナタコウジュ 
            (シソ科)

長く伸びた花穂に薄紫の花をつける。片方だけに花を付け、その姿が「薙刀」を連想させる。シソ科なので、茎の断面は四角。良い香りがします。

ブルーベリー 
  (ツツジ科)

ツツジ科なので、間違っても肥料として「灰」を与えないこと。熟すのを待って冷凍し、冬の朝にヨーグルトと共に楽しみます。
根の乾燥を嫌います。

 

 

 

 

 

               

ガンクビソウ 
   (キク科)

雁の首のように先が曲がっていることから、ガンクビソウ。
顔+首というわけではありません。
俯き加減にひっそり咲く花をピンと立った苞が取り巻く。

ニワトコ 
 (スイカズラ科、またはレンプクソウ科)

こんなに綺麗な実をつけます。西洋では「エルダーベリー」と呼ばれ、枝も葉も花も実も薬用として使われます。茎を薄く輪切りにしたものを接骨木と言い、発汗を促します。
ツルマメ (マメ科)

大豆の先祖。
花は可憐だが、茎がしっかりしていることに驚きます。
種小名のsojaは大豆で作る醤油の意味。英語ではsoy またはsoy'a。やはり大豆の先祖ですね。
 

ネムノキ 
   (ネムノキ科) 

夕方には葉が閉じてしまうことからネムノキ。耐寒性が強く、那須の地でも生育します。合歓(ねむ)は共寝を意味し、万葉集に詠まれています。
・昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴(さへに見よ   1461 紀女郎

オオハンゴンソウ 
              (キク科)

特定外来生物法に則って栽培その他を禁止されている植物。なれど、草原にはこの花が夏の終わりに咲き乱れる。なまじ花が綺麗なだけにわざわざ刈り残ることもあるくらい。

コマツナギ (マメ科)

馬を繋いでおけるほど、茎が強いとありますが。たしかに引っ張っても切れません。
馬が止まって食べる、とも考えられますね。

ツリバナ 
   (ニシキギ科)

無脊椎植物です。とひやかしたいほど滑稽でひょうきんな実をぶら下げるます。
揺れるのでカメラ泣かせ。ようやく撮れたのがこの写真。

 

                                    

秋から冬への花へ