ユーカリの実?
ユーカリの実を摘みに行く?→ ガムツリー → ユーカリ 正しくはスプルースガム |
|
「あたいがやろうとさえ思えば何一つできないってことはなかったんだからね」とメアリは折さえあれば自慢するのだった。・・・・・虹の谷にユーカリを摘みにいけば、メアリが一番大きいのをたくさん摘んでは噛んで、それを自慢にした。 『虹の谷のアン』 第6章 メアリ牧師館にとどまる
("Never struck anything yet I couldn't do if I put my mind to it,"
she declared. Mary seldom lost a chance of tooting her own horn.
・・・・・And
when they all went picking gum in
Rainbow Valley Mary always got "the biggest chew" and bragged about
it. ) |
|
おやすみ〜 |
ユーカリの実 とても硬い |
孤児のメアリ・ヴァンスは、小さいころからその日を生き抜くために、周囲に注意を張り巡らせ、神経を張りつめて生きてきました。 でも、このユーカリの実とは? 原文に、And when they all went picking gum in Rainbow Valley Mary always got "the biggest chew. とあるからには、訳者は口にして噛むものだとの認識があったはずです。(噛む (chew) ゴム (gum))
しかし、ここの部分を「ユーカリの実」と訳したのはなぜか?ユーカリの木とは、オーストラリア原産のフトモモ科ユーカリ属の樹木で、一部はゴムが採れることから、Gumtreeとも呼ばれます。
ではこのガムとは何か?
ここでいつも思うこと・・・・・・なぜアンはこのメアリを引き取らなかったのでしょう。
「このことで思い出したことがある。『虹の谷のアン』のなかに、孤児メアリ・ヴァンスがアンの子供たちと交流する場面がある。アンの生い立ちを知る読者はここで、「なぜアンは身近にいる孤児を引き取らないのか」との疑問を持つだろう。少なくとも私が不思議だと感じたように。 |