寒冷地を好み、かつては野原や丘で見られましたが、乱獲や盗掘されることも多く、現在島で見られるのは、ほとんどが栽培されたもの。和名はスリッパ状の唇花を平敦盛の背負った母衣(ほろ)に見立てたから。なおこの命名方法は、熊谷直実の名を冠した、ラン科アツモリソウ属のクマガイソウに対応するもの。(写真下)