万葉の植物 なつめ を詠んだ歌 2010.10.25 更新 |
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なつめ (棗) ナツメ (クロウメモドキ科)
ナツメはペルシャからインド北西部が原産で、中国を経由して古くに日本に伝来した植物。新芽が出てくるのが庭の中でも一番遅く、毎年「枯れたのか」と心配になるほどです。 |
玉掃刈り来 鎌麻呂むろの木と棗が本と かき掃かむため 長意吉麻呂(ながのおきまろ) 巻16-3830
(玉掃、鎌、むろの木、棗の互いに関連のない4種を詠んで1首にまとめた戯笑歌。長意吉麻呂(ながのおきまろは)は戯笑歌を得意とし、集中8首採られています。
梨棗黍に 粟つぎ延ふ葛の後も逢はむと 葵花咲く 作者不詳 巻16-3834 |