中華思想に裏打ちされ、今や「一帯一路」(巨大経済圏構想 One Belt, One
Road)を標榜する中国が、新しい経済圏を確立し、外交権圏を構築しようとする意気込みを感じた旅だった。
経済を発展させることで政府への反発を抑え、現在の政体の正当性を主張しているようにも思える。アメリカのポピュリズムに共通する部分が見られよう。個人が自由に政治的な意見を発表することもできない現実に、ひたすら従順に任務を果たす軍人、公安の人間に本心を訊いてみたいとも思ったが、あぶない危ない。彼らには近現代の中国に起きたことを知らないのかもしれない。