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薔薇の庭に憧れて10年。 雑木林に囲まれた我が家の庭は、薔薇を育てるのには向いていない土地だということが分かってきました。 何年かかけて緩やかに事実を突き付けられ愕然としている、この表現のほうが適切でしょう。お隣が植えた生垣の山茶花など、活着せずにほとんど枯れてしまったくらいです。 住宅地の右半分は植物の生長に適した水持ちの良い土地。ばらもすくすく育ちます。・・・西半分は、那須の山が形成した扇状地の上にあり、まことに水はけが良過ぎるのです。まるで底の抜けたザルのように。薄い表層土の下は、砂礫層。 まるで砂利の上に砂が載っている・・・こんな状況です。 こんな悲しい土地でした。 わが身を「入植して耕作地として使うのでないのだから。」、「生活がかかっているわけではないから。」と慰めてはいますが、運命の巡り合わせに天を仰ぐばかり。 薔薇にしばしば散布する農薬の、自然に対する害についても見のがすわけにはいきません。 この薔薇たちの何本かは抜き、いくつかは友人の庭に引越しし、今庭に残っているのは3本ほど。 薔薇の香りに酔った何年かを記憶するために、このページを作りました。 (2013.春) |
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