万葉の植物 はじ を詠んだ歌 2011.2.22 更新 |
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![]() はじは山に生育するハゼノキで、ヤマハゼの古名。山地に自生する落葉木。高さは5m前後。時にそれよりも大きく生長することもある。葉は美しい羽状複葉。初夏黄緑色の円錐花序をつける。なかなか爽やかな色です。雌雄異株。昔はこの実から蝋を取り、蝋燭を作っていたそうです。ハゼノキ、ヤマハゼ、ウルシ。この三種の弁別には苦労します。 果実は黄褐色でつやがある。果皮は割れない。葉の両面に毛が散生。 --- これが見分けのコツのようです。なかなか。 |
集中1首のみ ですから全文を掲載します。![]() 天平勝宝8年(756年)6月17日、大伴家持の詠んだ「族(うから)を喩す歌」。 出雲守大伴古慈斐(おおとものこしび)が、淡海真人三船の讒言によって捕らえられた土岐、大伴一族よ自重するように、との思いで詠みました。
「そもそも、大伴一族は古く神の御代から皇室に仕えてきた名誉ある家である。天皇に対して忠節を誓い、大伴の名を汚すな。」 |