魂は花
魂は花
過去から繋がっているのは一筋の糸。その糸を手繰り、今を存分に生き、未来を良きものにせよ。 |
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「あたし、いつだったか、魂は花のようなものだと書いてあるのを、なにかで読んだわ」とプリシラが言った。 アンは「それなら、あんたの魂は金色の水仙(a
golden narcissus,)よ。それからダイアナは、赤い、赤い、ばらだし(a
red, red rose)、ジェーンのはりんごの花(an apple
blossom)、ピンクで、健全でやさしいのよ」 「それではあんたのは、芯に紫色の縞がはいっている白すみれよ(a white violet, with purple streaks in its heart)」とプリシラがむすんだ。 『アンの青春』第13章 たのしいピクニック
("I read somewhere once that souls
were like flowers," said Priscilla.
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早春のラッパスイセン |
コッツウォルズのハニーストーンに映える薔薇 |
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マルバスミレ ↓ ← 私の庭 |
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そのあたりに咲いていた花は、やさしくしおらしい無数の釣鐘草(June
bell)と去年の花の精にも似た青白いスターフラワーだけだった。 『赤毛のアン』 第9章 レイチェル・リンド夫人あきれかえる
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「あたし、今日の午後、マシュウ小父さんのお墓にばらを植えてきたんです、小父さんがとても好きでしたから。 『赤毛のアン』 第37章 死のおとずれ ("I was down to the graveyard to plant a rosebush on Matthew's grave this afternoon," said Anne dreamily. "I took a slip of the little white Scotch rosebush his mother brought out from Scotland long ago; Matthew always liked those roses the best--they were so small and sweet on their thorny stems. )
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さんざし(Mayflower)のことをどんなふうに考えているかわかる、マリラ? あれは去年、死んだ花の魂で、これがその花たちの天国にちがいないと思うの。 『赤毛のアン』 第20章 行きすぎた想像力
(Do
you know what I think Mayflowers are, Marilla? I think they must be
the souls of the flowers that died last summer and this is their
heaven. )
『アンの愛情』では、アンは夕日の美しさに声を上げるダイアナに話します。 ("Do you think we could find all our yesterdays there, Diana -- all our old springs and blossoms? The beds of flowers that Paul saw there are the roses that have bloomed for us in the past?") |
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日本のサンザシ 匂いタチツボスミレ The Fairy |