きんれんか     

  きんれんか 金蓮花  ナスターチューム 
                                                         nasturtiums   ノウゼンハレン科

キンレンカは南米高地原産のノウゼンハレン科の一年草。
別名をノウゼンハレン(凌霄葉蓮)。凌霄花に花が、蓮に葉が似ていることから。
鮮やかな花や爽やかな葉を楽しめ、おまけにエディブル・フラワーとしても利用できます。
花色は黄色と橙色の二色。最近、レモンイエローのナスターチュームが出てきて、私はもっぱらこの色目の花を植えこみます。
花言葉は「愛国心」!

  スーザン、金蓮花(nasturtiums)がやっぱりこの隅に生えかかっているわ。もうだめかとあきらめたところへ急に芽をだしてくるなんておもしろいわね。                                                                        『炉辺荘のアン』 第14章 春

Susan, the nasturtiums are coming up in this corner, after all. It's such fun when you've given up hope of a thing to find it has suddenly popped up. )

  コック・ロビンは蠕虫類によって生きていくことをやめ、米やとうもろこし、レタス、金蓮花の種(nasturtium seeds)などを食べた。たいそう大きな体になり…炉辺荘の『大駒鳥』はその界隈でも・・・ 
                『炉辺荘のアン』 第25章

(Cock Robin had ceased to subsist solely on worms and ate rice, corn, lettuce and nasturtium seeds. He had grown to be a huge size . . . the "big robin" at Ingleside was becoming locally famous . . . and his breast had turned to a beautiful red. )

 毎晩アンは一月と二月の花の種のカタログを夢中になって読んだ。 
        
        『炉辺荘のアン』 第14章 春  

(Anne sat up o' nights to pore over seed catalogues in January and February.)
 


 

この花、種から簡単に発芽し、春と秋の花壇を彩ってくれますが・・・・。
いかんせん。暑さと寒さに極端に弱く、夏の暑さが襲ってくると、途端に借りてきた猫以上に萎れてしまいます。切り戻し、夏を越すと秋には再び花を見せてくれるのですが。
花や葉はサラダに。クレソンに似たやや刺激のある辛みがあり、緑の種子を口に入れると、まるで山葵のような香りと辛みがあって、塩漬けにするとケッパーの役割も担いそう。
 

英名はNasturtiumですが、これは正しくはオランダガラシ(クレソン)属を指す学名です。
味が似ていることから転用されたのでしょう。
つる性なので、やや高い場所に置くと、枝垂れて咲き、あたりをぱぁっと明るくしてくれます。
島の気候だと、春に種を蒔くと秋の終わりの寒さが来るまで、ずっと咲き続けるのでしょうね。
 ちなみに、訳者はこの花が大好きだった、との記録が残ります。

              (『村岡花子』 河出書房新社 河出ムック64p )

南米ペルーからイギリスへ、そして中国を経由して日本へ渡来したのは明治時代でした。
名前からして外来の花、中国趣味の明るく心を弾ませてくれる楽しい花です。
おまけに駒鳥の餌にもなる・・・。

          ← キンレンカの種   すりおろすとまるでワサビ

 

 イースター島・モアイを眺めて咲くキンレンカ ↓