ホップ
ホップ アサ科 学名:Humulus lupulus
雌雄異株のつるで茂る多年草。寒冷地に適応する植物。日本では、1877年、北海道開拓使が苗を持ち込み、栽培したのがはじまり。 |
|
セイヨウカラハナソウ |
日本のカラハナソウ 苦味が少ない |
台所は片すみの小さな建物で、夏でも大きな料理用の炉がおいてあった。そして、ニュー・ムーンのほかの建物と同じように、ホップの茂った蔓草でおおわれたいた。
『可愛いエミリー』 第7章 昨日の本 床は地面のままで、窓はきれいなエメラルド色の若いホップの蔓でさえぎられていた。 (And then you were in a clean, earthy-smelling, damp, cool place with an earthen floor and windows screened by the delicate emerald of young hop vines, ) エミリーはたまらなく家が恋しくなった。樺の木を照らすニュー・ムーンのローソクの光----露に濡れたホップの蔓の匂い-----ゴロゴロ喉をならしている猫たち--- 夢にみちたなつかしい自分の部屋---静かさのたちこめた、影の多い古い庭----風と、湾に寄せる大波のかなでる壮大な聖歌----海から離れた町にいると、昔ながらのあの朗々たる音楽を聴けないのは辛かった。ニュー・ムーンの死者の眠るあのちいさな墓地までもが懐かしかった。 『エミリーは登る』 第6章 シューズルベリーの生活 (She was horribly homesick. She wanted the
New Moon candle-lights shining out on the birch-trees--the scent of
hop-vines in the dew--her purring pussy cats--her own dear room,
full of dreams--the silences and shadows of the old garden--the
grand anthems of wind and billow in the gulf--that sonorous old
music she missed so much in this inland silence. She missed even the
little graveyard where slept the New Moon dead.) |
|
原文の描写によると、ニュー・ムーン農場の建物は、このホップに覆われていたようですね。 |