グーズベリーの緑の目
グーズベリーのような目 セイヨウスグリ gooseberry スグリ科スグリ属
セイヨウスグリ(グーズベりー)は、ヨーロッパから西アジアまで分布し、さらに耐寒性が非常に強いので、ヒマラヤ地方にまで
生育する常緑の低木。特徴的なのは、枝には鋭いとげをびっしりと生やしていること。 |
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トマシンはナンを帰す前にむりやり薄荷ドロップを一袋と、花をいけるピンクのガラスの上靴と、グーズベリーのゼリー(a
glass of gooseberry jelly. )を入れたコップを持たせた。 『炉辺荘のアン』 第38章 もの寂しい家 (Before she let Nan go she insisted on her taking a bag of peppermints, a pink glass slipper for holding flowers, and a glass of gooseberry jelly.) |
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a
glass of gooseberry jelly. ・・・憧れの謎の目をした夫人が、現実には普通の老婆であったことにがっかりするナン。 |
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注意深い炉辺荘の人々にもなんらドヴィーに悪いという点は見当たらず・・・アンが考えたように・・・・ナンがドヴィーと仲よく付き合っているのに反対はしなかった。もっともスーザンは淡金色のまつげのグーズベリーのような緑の目(those gooseberry-green eyes)に、最初から疑惑をいだいていた。・・・・スーザンは自分の疑惑を理由づけられないのでだまっていた。 『炉辺荘のアン』 第32章 ドヴィー (The watchful folks at Ingleside could not see anything out of the way about Dovie . . . even if, as Anne reflected, her mother was a cousin of the Avonlea Pyes . . . and made no objection to Nan's chumming with her, though Susan from the first mistrusted those gooseberry-green eyes with their pale golden lashes. But what would you? Dovie was "nice-mannered," well-dressed, ladylike, and did not talk too much. Susan could not give any reason for her mistrust and held her peace. Dovie would be going home when school opened and in the meantime there was certainly no need of fine-tooth combs in this case.) |
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なぜ、スーザンは「疑惑」を抱いたのでしょう。 『丘の上のジェーン』にもこんな場面があります。 ジェーンが死んだと信じている父親が実は生きていて、母親は父親を捨てただのだと、他人の秘密を面白おかしく ジェーンに教えるアグネスは、 |
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くせのない茶色の髪にふちどられた、アグネスのうぬぼれ顔が、いたずらっぽく輝いた。アグネスは緑の目(green-eye)でジェーンにウィンクした。 『丘の上のジェーン』 第5章 (木村由利子訳 新潮文庫) (Agnes's little elfish face, framed in its straight brown hair, was alive with mischief. She winked one of her green eyes at Jane.) |
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ああ、そうでした、嫉妬深いディーン・プリーストの目も、やはり緑色でしたね。
中年になったアンにもこんな場面が。 |
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(Her grey eyes turned
exceedingly green and a faint flush coloured her oval cheek. |
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私はこの夕べの出来事を
Green Flushと名付けました。人間の目は緑色を敏感に感じる性質があります。Green
Flushとは、太陽が完全に沈む直前や昇った直後に、緑色の光が一瞬輝いたようにまたたく現象を言います。緑閃光とも言われ、これを見たものは真実の愛に目覚めるという言い伝えがあるのです。互いの誤解が解け、愛情を再認識したこの夜にぴったりではありませんか。 |
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フィンランド、タンペレの生活博物館地域により、すこしずつ果実に変化があるのが面白い。 | ビアトリクス・ポターの住まいのヒルトップ農場の前庭で食べてみましたが、とてもスッパイ! |