ひえんそう
ちどりそう
![]() チドリソウ 千鳥草 Delphinium キンポウゲ科 (Delphinium consolida)
ヨーロッパ原産の多年草植物。
私は、草丈が短く、小茎をたくさん出して派手やかに咲くスプレータイプの種類の種を蒔き、初夏の花を楽しみます。園芸種名は「ブルーミストラル、Blue
Mystral」。
さて、シリーズの中に出てくる Delphinium とはどの花でしょう。私の見立ては:
ルーラさんの庭のDelphiniumは、「有名なひえんそう」、「さらに「ひえんそうの茎(delphinium-stalks.)なので、イングリッシュ・ガーデンの主役を張れるデルフィニウム(おおひえんそう)。下の写真参照。 |
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![]() 『炉辺荘のアン』第17章 オールデンとステラ
白い柵のところには、ルーラさんの有名なひえんそうが青い松明のように咲いている。マリゴールドはちょっと立ち止まって花に見とれた。・・・・ひえんそうの茎の間から・・・・
(Lula's
famous delphiniums were holding up their gleaming blue torches by
the white paling. |
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スイス、シャレーの庭に咲く大ヒエンソウ |
![]() イギリス、コッツウォルズの村で |
デルフィニウム。 炉辺荘の夕暮れのしじまにこの青い花が咲き、次第に夕闇に溶け込んでいく様子や、背の高さゆえ、柵にもたれて咲く、青い松明のような花の姿の美しさ。デルフィニウムはその花だけでなく、すんなり伸びた花茎の長さや、それが作る影をも観賞の対象になるのです。
炉辺荘の庭でも、ルーラさんの家の前庭でも、島の気候ではこうでしょう。
キンポウゲの仲間ですから、植物毒(デルフィニン)を持ち、万一食べると下痢、嘔吐を起こし死に至ることがあるので注意してください。
参考までに、わがバターカップスも毒を持ちます。 |