きんぽうげ
きんぽうげ 金鳳花(バターカップス) キンポウゲ科キンポウゲ属 別名:ウマノアシガタ (特に八重のものを「きんぽうげ」と言う)
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風にそよぐきんぽうげや、野ばらが咲き乱れていたので、さっそくアンは重たい花輪を作って、こてこてに帽子を飾りたてた。 『赤毛のアン』 第11章 アン日曜学校へ行く ( ・・・ with a golden frenzy of wind-stirred buttercups and a glory of wild roses,、・・・ )
ええ、あたしにはピンクと黄色が似合わないことは、分かっているの。
先生、ぼくは夕日の中へ入ったのですよ。・・・ばらほどもあるきんぽうげが見わたすかぎり咲いているのです。 |
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会津、上三依水生植物園の流れのそばで。 |
スイス、グリンデルワルト。 バッハ・アルプ・ゼーへの道沿いで。 清冽な流れにも、アルプスの山にもよく似合う。 左のすらりと伸びたピンクの花は、「イブキトラノオ」。 |
綺麗な花には毒がある --- この花姿で有毒植物です。 茎からでる白い分泌液に触れるとかぶれることもありますが、乾いてしまえば大丈夫。だからアンの指はかぶれなかった、と信じたいですね。 ただし、馬や牛が食用にすると中毒を起こします。 これが幸いして、野原に咲き乱れる花の群れを楽しむことができるのです。 華奢なたたずまいなのに、細い茎の上に咲く花は大きく、光を受けて光る・・・群生すると金色に波打ち、ため息をつくほどの美しさ。 同じキンポウゲ科のトリカブト、ニリンソウなどと同じような葉の形をしていて、さらに食用の芹(セリ)にも似ているので、摘み草を楽しむ時、注意しましょう。 鬼芹の別名があるように、このキンポウゲは植物毒をもつキンポウゲ科の代表なのですから。 オダマキ、オキナグサ、イチリンソウ、アネモネ、クレマチス、クリスマス・ロース、フクジュソウなど、すべてキンポウゲ科の植物。したがってこれらすべての植物に多かれ少なかれ、毒があるのです。 おそらく捕食者(馬や牛や羊)を寄せ付けないように、なのでしょう。 |
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カナダ・ロッキー山脈の山の中で。
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私の庭。 オダマキとバターカップスの補色の取り合わせ。 どちらもキンポウゲ科の植物 |
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欧米のどの図鑑を見ても、子供のこの遊びが載っています。 花をあごの下に置いて肌が黄色く見えたら、その人はバターが好きなのだ、と。 バターが嫌いな人はほとんどいませんし、クチクラが鏡の役割をしてお日様を捉える楽しい春の遊びです。 ○ いくたびもまがり角過ぎあゆみゆくはるけく遠しかの六月は (Ka) |